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技術コラム

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VAVE事例

板厚よりも小さい穴径に対するコスト削減事例

プレス-ピアス加工 板厚よりも小径の穴をあけてみました。

プレス金型製作のご依頼で、まれに板厚よりも小さい穴径のある製品があったりします。プレス加工の基本として、板厚以下の穴径での穴あけ(以降、ピアスと標記)は様々はリスクが生じます。
例として別紙SS400で板厚が6mmに対しφ3.8のピアスが必要な製品を事例として、結論から言いますとピアス自体は可能ですが、数ショットでカジリが発生します。

カジリとは別紙の通り、ピアスパンチの側面に材料が焼きつく現象です。
焼きつくの言葉通り、板厚に対して小径であるほどに発熱が高くなると考えられます。現在では優れた表面処理(コーティング)がありますので、そちらを使用すればカジリの発生を抑えられます。この事例ではプラス加工油を使用してクリア出来ました。

但し、通常より多少良くなる程度で金型メンテナンスの回数が増え、必然的にコスト増となるため、この事例のようなケースは部品設計時出来るだけ避けるのが良いと思われます。

参考までにピアスパンチの資料を下記アドレスに記します。
https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/press_mold_design/pr01/a0206.html
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