Produced by 新武 ロゴ
電話番号0256-63-7569
平日8:00~17:00
技術コラム

技術コラム

Column
プレス加工切削加工工法変換

切削加工からプレス加工への工法変換のメリット・デメリットとは?

金属加工において切削加工は、様々な形状を作り出すことができます。そのため、複雑な形状、高品質・高精度な製品を製作する際、一般的には切削加工を用います。しかし、形状が複雑になるにつれ、加工工程・工数を増え、コストが高くなる傾向にあります。

一方、プレス加工では、金型を用いて製品製作を行うため、複雑な形状においても工数削減を行い、トータルコストダウンを実現いたします。

今回は、このような「切削加工からプレス加工への工法変換のメリット」についてお伝えいたします。

メリット・デメリット

メリット

■工程集約
3次元形状であっても、一度に完成品を製作することができるため、後工程の低減が可能となります。

■材料費の削減

・加工時間の短縮

・強度UP

デメリット

・金型製作のための、初期費用が掛かる

・金型のメンテナンスが必要

プレスに切り替える基準

・量:どれくらい作るかにより、最適な加工方法を選択する必要があります。理由としては、プレス加工を行うには金型製作をする必要があり、初期費用が掛かります。そのため、単品・小ロット品であれば切削加工を選択する方がよいことが多いです。特に、試作品では開発必要を抑えるという点で切削加工が選ばれることが多いです。例えば、製品によりますが、ロット数1000個の場合、プレス加工では数百円、切削加工では数千円かかる場合があります。

・精度、形状:一つ一つ削り出す切削加工と比べると、プレス加工は品質のばらつきが小さいと言われています。また、一般的にはプレス加工より切削加工の方が精度が高いと言われていますが、最近の技術ではプレス加工では不可能といわれていた加工精度も実現出来ております。また、プレス加工と切削加工を組み合わせるといった複合加工も現在は進んでおり、より複雑形状な部品製作も可能です。

・材質:チタンなどの難削材をプレス加工すると、チタンが割れやすくなったり、元の形状へ戻ろうとするスプリングバックという現象が起きる可能性があります。そのため、金型の定期メンテナンスや焼き付け防止対策などが必要になります。どんな材質の製品を作るかにより、最適な加工方法を選択する必要があります。

当社は、お客様へ最適な加工方法を提案致します!

上記の通り、「何を製作するのか」「どれくらい製作するのか」「どのような形状を製作するのか」によって、最適な加工方法を選定する必要があります。また、切削加工、プレス加工だけでなく、それぞれを組み合わせた複合加工も製品によっては、適切な場合もあります。

燕三条部品加工センター.comを運営する株式会社新武では、プレス金型・治工具設計製作のみならず、切削加工、研磨・研削加工、各種鋼材の熱処理も対応が可能です。そのため、プレス加工を施した製品に、マシニングセンタ・ワイヤーカット・接合・研磨・熱処理・メッキ・アルマイト等の複合加工を施すことが可能です。

そのため、より高精度・高品質な製品製作を行い、そしてそれらを当社が一貫対応を行うため、トータルコストダウンを実現いたします。是非一度、当社にご相談下さい。

>>>お問合せはこちら

トップへ戻る
技術資料ダウンロード技術資料ダウンロード ご相談・お問合せご相談・お問合せ